2016-01-01から1年間の記事一覧

Hallelujah

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広島 墓参りに利用したタクシーの運転手さんは 若い頃に父親を亡くした男の子は運命論者になる と言っていました。 「僕はそれで起業しては仕事を乗り換えてきました。」 京都 仕事が長くなって おでん屋さんに連れて行って貰いました。 西のははじめて。 大…

水町

母の代理で義弟の親族の法事に行きました。 とても静かな町でした。車も走っていたし、音がないわけないのに。

12月

フウの葉 洋梨で

蜂を追う

ジガバチなどの餌になる肉に白い真綿をつけて、それを銜えた 一匹の蜂を真綿を目印に、巣に帰りつくまでを追っていく 長野県周辺のそんな狩猟の方法を蜾蠃(すがれ)追い ということ を知りました。(蜾蠃というのは蜂の古語) 低く飛んでいく白い綿を追いか…

メモ3

ドイツ詩は、わたしの考えでは、フランス詩とは別の道を行くものです。 この上もなく暗澹たるものを記憶裡にして、この上もなく疑わしいものを 身のまわりにして、ドイツ詩は、その伝統を現代化しながらも、幾多の耳 があいもかわらずそこから聞きとりたがっ…

空の占める割合

そう どのような対象も 後退し 後退しながら 少し上向ければ ファインダーの上方を 空が占めます 決して空には勝てずに 誘い込まれ 収斂されてしまう 手前のものたち そこに分散し 逃げこんだ幾ばくかの私を 許すのは 欺瞞かもしれない と 地上に目をやれば …

壁と絵と窓枠

此の釣を以ちその兄に給ふ時に、言りたまはむ状は 『此の鉤は、淤煩鉤(おぼち) 、須須鉤(すすち)、貧鉤(まぢち)、宇流鉤(うるち)』と云ひて、後手に賜へ。 兄(火照命)の釣針を失くして許してもらえなかった火遠理命(山佐知)は綿津見神の宮へ 行…

身につけるもの

満員電車で装身具を落とす選手権があったらいい線いくかもしれない と 思います。 小田急のラッシュは酷いし、私が持っているものは祖母や伯母から譲られた ものが多くて金属が緩んでいたりするから。 けれどどこかで これはきっと 愛着の問題かもしれないと…

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この、手のひらの中で羽ばたく小さなものは、以前写した リゴベルタの秘密*1 のようなものではないかしら と思います。 多民族国家のアメリカの中にも遠くからある 語られないけれど、ひととひと ひとと世界を繋ぎとめる秘密のようなもの 今のわたしたちには…

十月

野薔薇 吾亦紅 あなたはあたたかいね 冬支度(編み物)の季節 南瓜でお菓子 こどもは今年も仮装して街に行くそうです。 よくやるわねー と言ったら、 お祭りだもの と。

掌に乗る

遠さがやってくる(近づく)ということはある けれど 近さは遠ざからない ふっと 行方不明になる きっと近さ というのは 掌に乗るくらい、小さくて軽い生き物なのだろう と思って どこかで宇宙基地が目ざめている どこかで人種差別された家が倒壊音をあげて…

木にさわる

ミズナラの木(箱根) 小さい栗とどんぐり

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「去来抄」 岩鼻やこゝにもひとり月の客先師上洛の時、去来曰、酒堂ハ此句ヲ月の猿と申侍れど、予ハ客勝なんと申。 いかゞ侍るや。先師曰、猿とハ何事ぞ。汝此句をいかにおもひて作せるぞ。 去来曰、明月に山野吟歩し侍るに、岩頭一人の騒客を見付たると申。…

4

「西脇順三郎詩集」 私はこの詩集の良い読者ではないし、この先もなれないかもしれない と 思いながらも、秋の朝、小さな旅行にでるなら、鞄の中にこの本をしのばせて 行きたいと思います。頁をひらかなくても。 もう楽器に触れることはありませんが、曲の完…

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どこら辺が秋の本なのか、勝手に書いてみます。 「東京の昔」吉田健一 吉田健一は時間の温度を操ってしまう人 という印象があります。 それは小説でも随筆でも。 作中はもとより、読者の字を追う速度や読み終えた後の空白をも、支配して しまう。ことばによ…

秋の本

今、手元にあるだけの秋の本 (独断です。) 冬の本は一冊で足りるのに あっもう一冊、これも

秋の花火

江ノ島花火 - YouTube 江ノ島の花火大会だったようです。 こどもの送ってきた動画を音を消して見ました。

上野(つづき)

15年ぶりくらいに動物園にも行きました。 (生まれてはじめてパンダを見ました) 大きな動物は同じ場所をずっと行ったり来たりしているものが 多かったです。 まぁ そうなるよね。。 行き止まりの真実など存在しない 真実は行き止まらない 行き止まるのはい…

上野

東博に櫟野寺の十一面観音を見に行きました。 東京文化会館の赤の螺旋階段

他愛ない話

目の上にぽつんとできた発疹がみるみるはれて、お岩さんのようになり、 近くの医者にみてもらったら帯状疱疹だそうです。 ちょっと脅されたので(失明するとか)昨日は休んで、息子の部屋のクローゼット (魔窟のよう)を片付けたりして過ごしました。 女友…

うつくしいもの

繊細さがうつくしかったものが、その繊細さによって損なわれてしまうのは 幼い頃から知っていた 強さがうつくしかったものは その強さによって損なわれ どちらも避けようとする その知恵が 紙屑よりつまらないものになる そういうものも 何度も見たことがあ…

しゃらん

週末は上のこどもが来ました。 ひとつ仕事が終わって、打ち上げがありました。居酒屋で 「泣いた赤鬼」の話を赤鬼のようになって話している人を見ました。 イノセンスとは外側のなにかを犠牲にして成立つなにか でしょうか。 夏の終わりに読んだ本達。 私は…

数分間

夕焼けに雨が降っていて、その中を歩いていました ビルの壁面も交差点も雑踏も薄紫 だけどつめたい 身体が外界から浮き上がって もう世界から消えても平気 というような 軽やかな、 もしかしたらおぼつかない足取りで

多肉植物

フリーマーケットで これ、一個10円でいいから貰ってよ。寄せ植えにしたらかわいいよ。 と言われて、丁度あった使わない鍋に植えてみたのが5月 ↓ ↓ ↓ 閲覧注意 ↓ ↓ ・・・・・・・・・・・ 本当にこれでいいのでしょうか。弱肉強食 というか (まん中のいくつかは枯れま…

謎の草はエリザベス(仮称)と呼ぶことにしました。 生活を小さく 静かに 自由にしていくこと 怖れずに楽しむこと

10年ぶりくらいにフランス人の知人一家が遊びに来ました。 夫の友人で、私の知っている唯一のフランス人ですが、ベトナム系で、芸能好き、 藤田まことファン(それも、時代劇ではなくて、なんとか刑事なんとか派とかいう ドラマの藤田まこと)というかなり日…