2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ベランダの草たち

ミントはちぎって水につけると1週間くらいで根が出てきます。 イタリアンパセリ うちのベランダは風が抜けないため夏は熱気がこもり、 強い植物しか生き残れないのですが、 食材だけでは寂しいので雑草系の花を取り寄せて植えてみました。 キンポウゲ 育つか…

ふりそそぐ風が緑をうらがえしながらいく 本は読み終わりました。やはり2部までが比類なく 今はもうない記憶の中の街が一番音楽に近い。 3部は今と地続きでした。 うまくすり抜けてきた。 通り過ぎたものに語らせ紐付けした世界を携えて。 ひょんなことから…

夏の領土

だれかのオブジェ 本を読みながら電車に揺られて4ヶ月ぶりに海を見ました。 行きは、ポーランド郵便局防衛戦の砲弾が飛び交う中、死傷者の詰め込まれた 窓のない郵便物倉庫の部屋で、亡き母の情人であり推定上の父である伯父ヤン と主人公が、瀕死のもう一人…

遠くを回っている遊具

Wim Wenders 'Place, strange and quiet' メリーゴーラウンドや観覧車などの、遠くを回っている遊具を眺めていて 離人感というのはこういうものかな というような感覚におそわれることって ありませんか? 私だけかな。

中庭の草 苺のムース 母の家に行ったら、送った花が満開でした。 去年送った茉莉花も数年前の紫陽花も 挿し木をして移植し、蕾をつけていました。 梅が枯れそうだというので見たら、 一枝だけ葉がついていますが、後は枯れています。 よく見たら、貝殻虫のよ…

"TOKYO NOBODY" MASATAKA NAKANO 閉店した古本屋さんから頂いた東京の写真集。 見慣れた場所ばかりなのですが、一人も人が写っていません。 廃墟のようか というと全くそんなことはなく、街って手作りのものなんだ という気が不思議としてきます。そして 私…

若かった頃は、詩というのは多少ともあれ漠然とした隠喩とか暗示とかから或る色 のついた雲のようなもので、味わうことはできるかもしれないが、なにかしっかりし た世界観と結びつくようなものではないと思っていた。 建築家になって気づいたの は、若いと…

われに五月を

梅丘図書館 寺山修司の第一作品集『われに五月を』は序詞に「二十才 僕は五月に誕生した」 という繰り返しがありました。 葬儀では谷川俊太郎が弔辞をよんだそうです。「五月よとどまれ きみの額に」「きみの五月にきみは旅立つ」 風の強い一日。東京の西の…

'Instant Light'

タルコフスキーのポラロイド写真 'Instant Light'のlightは、輝く光ではなくて光の定着。 ポラロイド写真の カメラから引き出して現像液が行き渡り 形が現れるまでのしばらくの間は 過去形で語られる過去までの距離のようです。 ちょっと(いえ全然)違う。 …

5月

木香茨 四月はとても忙しく、こどもも外食が多くて、夕食を作らない日が多かった。 毎日カップスープを飲みつつ残業をしました。 辛いカレーが食べたいね。窓が開けっ放しみたいなアジア風のお店で と言ったりしながら。 連休はまず犬の散歩、クリーニングの…