2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
後悔をしたことのない人の目が空を胸まで引き寄せている
悲しみが少し多いと思う日はきのうの眠りの深さを思う
箪笥の奥の翡翠のようだ新緑や蒲公英の黄を恨んだことも
ときには朝にイエスを投げる ハロー ガイ。 いつも落ちてるわけじゃないのよ。
日々は布の粗い手触り 手繰りよせ今日の猛禽類に覆いを
路地にある光の溜まりの縁を撫で猫は夏の暗へとむかう
ブランコを漕ぐ子ははるか地をはなれうなじにまわる風の勢力
さみどりの光の地図が均一な深さに沈みゆく森の式 緑地を出るとたちまち五月の光に囲まれます。 自分の影だけが暗くて 光のなか ひとりで持つしかないことを思い出させる小石に触れる (「光の かけがえのなさのせい」 と緑なら)