緑の進行



さみどりの光の地図が均一な深さに沈みゆく森の式





   緑地を出るとたちまち五月の光に囲まれます。
   自分の影だけが暗くて
            




光のなか ひとりで持つしかないことを思い出させる小石に触れる





      (「光の かけがえのなさのせい」 と緑なら)