2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雨夜

神無月 満ちゆくひとつの古語として雨夜は月をとおくにしまう

十月

秋の日が君の部屋にも鳥籠の影を届けにおりてくる午後

いきもの

ときおりは開いて見せてくれている光の入った悲しい箱を

地上へと帰還する背を見送って夜のしじまに眠るブランコ 夜の公園について知っていることはとても少ない。