さようならまだ覚えていない星座達さようなら持ち帰れなかった夢達
その子は古い校舎の廊下を歩く 遅れてくる足音を持った上靴を履いて 窓枠の外は冬川 渡れる石の連れて来る岸辺をさがす あるいは 自分の中心に渡る小石をさがす あと数歩 熱っぽい頭を振って 掠れた線をたどるようにして 遅れて閉まるドアが背後で断ちきる音…
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