2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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この、手のひらの中で羽ばたく小さなものは、以前写した リゴベルタの秘密*1 のようなものではないかしら と思います。 多民族国家のアメリカの中にも遠くからある 語られないけれど、ひととひと ひとと世界を繋ぎとめる秘密のようなもの 今のわたしたちには…

十月

野薔薇 吾亦紅 あなたはあたたかいね 冬支度(編み物)の季節 南瓜でお菓子 こどもは今年も仮装して街に行くそうです。 よくやるわねー と言ったら、 お祭りだもの と。

掌に乗る

遠さがやってくる(近づく)ということはある けれど 近さは遠ざからない ふっと 行方不明になる きっと近さ というのは 掌に乗るくらい、小さくて軽い生き物なのだろう と思って どこかで宇宙基地が目ざめている どこかで人種差別された家が倒壊音をあげて…

木にさわる

ミズナラの木(箱根) 小さい栗とどんぐり

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「去来抄」 岩鼻やこゝにもひとり月の客先師上洛の時、去来曰、酒堂ハ此句ヲ月の猿と申侍れど、予ハ客勝なんと申。 いかゞ侍るや。先師曰、猿とハ何事ぞ。汝此句をいかにおもひて作せるぞ。 去来曰、明月に山野吟歩し侍るに、岩頭一人の騒客を見付たると申。…

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「西脇順三郎詩集」 私はこの詩集の良い読者ではないし、この先もなれないかもしれない と 思いながらも、秋の朝、小さな旅行にでるなら、鞄の中にこの本をしのばせて 行きたいと思います。頁をひらかなくても。 もう楽器に触れることはありませんが、曲の完…

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どこら辺が秋の本なのか、勝手に書いてみます。 「東京の昔」吉田健一 吉田健一は時間の温度を操ってしまう人 という印象があります。 それは小説でも随筆でも。 作中はもとより、読者の字を追う速度や読み終えた後の空白をも、支配して しまう。ことばによ…

秋の本

今、手元にあるだけの秋の本 (独断です。) 冬の本は一冊で足りるのに あっもう一冊、これも

秋の花火

江ノ島花火 - YouTube 江ノ島の花火大会だったようです。 こどもの送ってきた動画を音を消して見ました。

上野(つづき)

15年ぶりくらいに動物園にも行きました。 (生まれてはじめてパンダを見ました) 大きな動物は同じ場所をずっと行ったり来たりしているものが 多かったです。 まぁ そうなるよね。。 行き止まりの真実など存在しない 真実は行き止まらない 行き止まるのはい…

上野

東博に櫟野寺の十一面観音を見に行きました。 東京文化会館の赤の螺旋階段

他愛ない話

目の上にぽつんとできた発疹がみるみるはれて、お岩さんのようになり、 近くの医者にみてもらったら帯状疱疹だそうです。 ちょっと脅されたので(失明するとか)昨日は休んで、息子の部屋のクローゼット (魔窟のよう)を片付けたりして過ごしました。 女友…

うつくしいもの

繊細さがうつくしかったものが、その繊細さによって損なわれてしまうのは 幼い頃から知っていた 強さがうつくしかったものは その強さによって損なわれ どちらも避けようとする その知恵が 紙屑よりつまらないものになる そういうものも 何度も見たことがあ…