他愛ない話


目の上にぽつんとできた発疹がみるみるはれて、お岩さんのようになり、
近くの医者にみてもらったら帯状疱疹だそうです。
ちょっと脅されたので(失明するとか)昨日は休んで、息子の部屋のクローゼット
(魔窟のよう)を片付けたりして過ごしました。






女友達からのメールに
「この年までこんな感じで生きてしまったのだから、もうこのままいくしかないね。」
とありました。 うん。そうね。そうかも。


ただ、私には想像もつかないような生存の仕方もあったかもしれない と思うときもある。


女友達はいいです。優しくて。








世界は 現実と非現実のものがばらばらに混ざった
ジグソーパズルのピースのような気がするときがあります。
パズルが何枚あるかもわからない
この欠片は思いがけない絵の中にはまる。




一夜明けて、ウイルス除去薬のせいで、目は大分よくなりました。
眠りに逃したいくつもの欠片
かさなると透明に、ずれると色になるものがあって



古い椅子に凭れるように 他愛ない話 たとえばこんな。