2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ミモザ 花器と鳥 安部太一 一本だけ花を買う ということをよくします。 自分のために生ける花はすべて、幼少の頃の草花あそびの延長で そういう花を選んでいる気がします。 もしかしたら欠けた自己愛の補填 のようなものかしら。 人をまきこむより余程いい …

上空の骨

森ビルのヒルズ 六六の上空200mに 村上隆の五百羅漢図を見に行きました。 終わって展望室から下を眺めたりしました。 神宮の森も新宿御苑も、すぐそこにある墓地も小さい。 去年の桜の頃、青山墓地をつっきる途中、桜の大木のむこうに このビルを見たことを…

雪見舞い 他

寒い一日で、昨日は家から一歩も出ませんでした。 長く着ていなかったコートの釦をつけかえてみたり 小豆を煮て大量のあんこを作ってしまったりしました。 娘が借りて投げ出していた本を読みました。 日本の作家15人による「ものがたりのお菓子箱」 「片腕」…

おとといは雪と呼ばれた ただ少し街にとどまりたかった水は

ここでは雪は

雲の端から雪の匂いが零れ落ち平野部は水槽となりゆく恐れ 温もりを体の前で抱え込む人の形をとる悲哀など 水音が遠い余白に転写されまた戻る間を雪といいます

歩いたり転んだり

水曜日は、妹と八幡宮に実家のお札を返しに行き、山をつっきって長谷へと降りて そのまま七里まで歩きました。 長コート、神社の紙袋持ち、ヒール靴 だったので佐助稲荷の分岐まで一緒 だったハイカーの方に、「その格好で長谷まで?」と言われたりしました…

見飽きたことがない。

宇宙から届いた『スペース・オディティ』と歌詞直訳 – MAASH

ななくさ やえな きゅうりにとうなす ほい 意識的に 何度身近に線を引きなおしても その線が 果てを夢見てしまうのは 仕方のないことなので その代償として 寄る辺なさぐらいは 私が引き受けるべき と思う 数を数える 私を少し引き寄せるために 数えるものを…

鳥は土地を持たないから 空が土地です それでも眠る場所は必要だから 銀杏の葉の入った植木鉢はそのままにしています あれは鳥のかたちをした眠り これも犬のかたちをしたぬくもり

数えるものを探す

ひとつの言葉を手に取ると同時に 自動的に線が引かれ 言葉はその内側に巡らすものになる それでも 巡らせば はじめてその隙間の空に 鳥のように線を越えて 行き交うものが見えることがある 記憶や情動や その隙間を発見しましょう (信仰であっても) と あ…

お正月

今年は宝石みたいにきれいな黒豆を母が作っていたので 作り方をきいたら、「インターネットで調べた」と言っていました。 すごいね。インターネット。 私も蒲鉾の飾り切りを検索して、試してみたりしました。 料理を作って洗い物をして、終わったお正月でし…