2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

きっかけ

昨夜の地震のときは、保護者会のあと食事をして各駅停車で帰る途中でした。 途中駅で停車した電車の明るい車内は、安全点検のアナウンスが5分おきくらいに 流れる以外は物音ひとつなくて、目をあげるとスマホを操作している人ばかりでした。 突然、大きな着…

雷石

読んでいるときは私の音で消したくないから 口数がすくなくなります。 とくに音楽のようなものを聴いているときは その音楽は 解読がけっして答にならない謎 ただ聴くものを 素数のようにする風 雷石 というと日本では落ちてきた雷様が手をついた大きな石 な…

もっともうまく解釈できた夢でも、しばしば一ヵ所は闇のなかに放置しておかざるをえない。 なぜなら、そこにはときほぐされようとしない、夢思考の糸玉(Knäuel)があって、しかも その糸玉は、夢内容にも何らそれ以上の寄与をしていなかったことが分析によっ…

さみしい週末

コナラ(どんぐり) オドラデク こんな感じ?(生きる身振りすらない) 家父の気がかり - Wikipedia 五月がゆっくりと終わりに近づいていく気配がして 何とも言えない気持ちになります。美しい季節。

Taco Bellがマクドナルドに喧嘩を売っています。 パックマン懐かしい。しかしプロフェッサー岩谷。 始末書をはじめて見た と写真を送ってくる娘は 立ち直りが早いというか、かなり変わっている(見える)と思います。 私は書式の文面に怒り心頭… でした。

螺旋の途中

どの貝もずっと螺旋を描く途中だった 「ノスタルジア」は昔、六本木の小さな映画館で見ましたが、あまりいい観客でなくて 途中で眠ってしまいました。客死した監督の望郷の作品ではなく、亡命する前に作られたもの だと知ったのもずいぶん後の事です。 風景…

セッション

「セッション」という映画を見てきました。 ↓ ↓(これから見る方は回避してください) ↓ ↓ ↓ Jazzのひとからは批判されている映画だ というのは知っていましたが、 J・K・シモンズ演ずるハラスメントの限りをつくす因業な指導者に対する 「この人は元々何の…

歌舞伎町で

昨夜、映画帰りにバッグの肩紐に躓いて転倒し(よくやります) 人ごみの中、痛かった以上に恥ずかしかったのですが、ひらひらの女の子が、 「大丈夫ですか?」と配っていたティッシュをたくさん渡してくれたり、 あまりの見苦しさに引っ込んでしまったと思っ…

いつも理由は後付けになってしまうけれど その心を持ったまま、今まで生き延びてきてくれたこと それ以外に 人を好きになる理由って思い付かない。

湖が出現する

写真について、商業写真ではなく、親しい人や恋人によって撮られた肖像写真が喚起するもの について書かれたことばを思い出しました。 Ludwig Wittgenstein - Wikipedia 背景の白い線や文字、上着に挿されたもの、 すべてがいっせいに「徴候」としての解読を…

詰草

しろつめくさ という呼び名がすきです。 硝子 鳥山高史 ことばを残す というからには 書いたそばから私はことばから去るのだろう そしてことばは待ちはじめる ここにいなかった私を含むだれかの 記憶のいちばん外側を通過することを 私ではなくことばが待つ…

帰りの電車で何かセールスの仕事をしているらしい女性二人が「ことばはただだから」と 何度も言っていて、ことばがただであると思ったことがないことに気がつきました。 少ないことばが衰えているときに、こういう場面に出会うと、とても自分が幼稚に思えま…

昨日の日記を間違えて消してしまったようです。 何を言いたかったのだったかな。 私がとても頑なな経験主義者なのかもしれない という気がして だとしても静かで軽やかに生きている人もいる筈だから見習え と思ったりしたのでした。 ひとのなかに見るやわら…

デッサン

屋根裏を片付けていたら、学生時代の書道の教本の間から 絵が一枚すべり落ちてきました。 昔は、女の個性というのは一旦意識してしまうと もうそれ以上開かれないものになってしまいそうな気がしていました。 防衛機制というか 「私はこういう人」というよう…

一月前は雪だったのに、冬服ではもう重い 幸福の閾が高いのか低いのか、自分でも分からないけれど、 出会った人も周りの人も絶望したまま死ななければ 全てOKではないかと思う。自分も。

少し前にドムス・アウレアのグロテスク装飾について知ったと書きましたが 最初の意味でのグロテスクに最も近いものとして、思い浮かぶのが「漂流教室」 「14歳」「わたしは真悟」などの楳図かずおです。 なぜだろう? 植物と動物の、無機物と有機物の異質な…

「白痴」をはじめて読んだのですが、ああいう話だとは思っていなかったので暗澹としました。 (3日経ってもまだ引き摺っています。) これだけのものを登場人物に与えて、これだけのものに気づかせないでいる 作者というのは神様みたいで怖ろしい。 予言 と…

ことばで考えない という筈はないし、決して私から離れていくことばに 好き勝手させない とも思っていないのに、ことばの重心に従ってことば の身体を動かすことは、絶望への最短距離か、みみっちい虚偽になる という かんじがぬぐえないときがあります。 こ…