月がはっきりとしていく前の 僅かな時間に 銀色のものが靡く 白猫の毛や 白線 イネ科の植物の穂 残る筋雲 すこしずつはやく暮れていく空が 日々あたらしくひろがるように 遠くの悲しみしか悲しめない 悲しむ ということが ことばにすることだとしたら これを…
舟のかたちの雲を見ている釣り上げては放す記憶に釣り上げられて
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