2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

雲のよう

2日ほど、怪我で手術をする人の付き添いをすることになり 満席ののぞみに乗ってH市に向かっています。 久しぶりに義姉に会うのですが、葬儀以来はじめてかどうかが 記憶から抜け落ちていて、とても心もとない気分になっています。 書いて消してしまうと、な…

木枯らし1号

修飾語のついた愛のみ行き交ってねえ犬そこは寒い場所だよ

あなた方三人は

「姉妹なのですか?」と旅先で、二人の人から尋ねられました。 驚いて、「似ていますか?」と尋ねると、そういうことではなくて 友達同士の旅行にしては、会話が少ないから とのことらしい。 なにか釈然としなかったし、もっと言いたいことがありそうな気が …

秋へとおりる

足は降りていく 目は風景を見ていて 内側と外側で起こることの 性質のちがい 中心にはなにもない? ふたたび色彩に包まれていきながら それはもう行きとは別の風景になって 流れていきます もうそれをとどめておく余裕がない 時折、なにかが飛来して 一瞬止…

sight seeing

抱返り渓谷 田沢湖

冬まであがって

またおりてくると 少しだけ世界がずれている。 鈴をつけてダケカンバやブナの林を歩きました。

懐かしさ ということ

帰りの電車で幼稚園か小学校一年生くらいの女の子が「なつかしい。」と呟いていて こんなに小さくても懐かしさを感じるのか と驚きました。 私がはじめて懐かしさを感じたのはずっと後だったと思います。 小学校の6年生の2月か3月ごろだったかな。 はるこち…

水切り

映るのは空 その二層の静けさの合間を切ってもう跳ねていく

白夜

忘却とは失った記憶に仕えること ことばの残余は声を持たずにただ行くばかり だけど 航空会社のストライキに逢って 白夜の街で一昼夜過ごしたことがあります。 夜10時を過ぎてもほの明るい街に人影はなく 昼も夜も溶けているような街でした。 ほんの僅かなお…

良い天気で街路はピンクやレモンイエローなどの 鮮やかなシャツを着た老若男女で溢れていた。 皆、嬉しそうで、今日は仮装をするお祭りの日 なのかもしれないと思う。(仮装ではないけれど) かつての担任か、上司であるらしい年恰好の、 見知らぬ知り合いと…

空から

いつか空から大きな握りこぶしがあらわれて、とんとんと5回叩いて街を粉々にしてしまう という予言の日を市民が切なく待ち焦がれていて、それが市の紋章の由来 というお話を 読みました。 (カフカ 『市の紋章』) はじまりの0のように透明な空。 冷静にな…

ツルウメモドキ 赤い実を見ると小学校の遠足を思い出します。 いつも高いところにあった実。 無花果の適当なケーキ(明日、母に会うため) 季節の変わり目は、珍しく横になっていることが多くて 犬に見守られていましたが、見るたびに犬はおかしい。 歌のか…