われに五月を



梅丘図書館





寺山修司の第一作品集『われに五月を』は序詞に

「二十才 僕は五月に誕生した」 という繰り返しがありました。



葬儀では谷川俊太郎が弔辞をよんだそうです。

「五月よとどまれ きみの額に」

「きみの五月にきみは旅立つ」





風の強い一日。東京の西の方に行き、以前から行ってみたかった古本屋さんに入りました。
自分が年を重ねた と思うことの一つに、古本屋の店主さんや、ホテルや古いバーの
バーテンダーさんが同年代か年下になってきた というのがあります。
はじめて入る本屋では、運を試します。私に必要な本を見つけられるかどうか。






楽家の映画の本と、建築家(ツムトアって誰なの?と思ったらズントーのことでした。)の
本をつれて帰りました。




ことばのことを言っている と思っています。
一瞬でも出て行く そんな方法があるなら。





夫の友人のよんでくれた弔辞は「よく生きた」というものでした。
大事にしまってあります。本当に感謝している。