どこへいく途中?







起きたら窓が楽譜のようでした。


ベランダにリースを吊るして出掛けたら
きれいに実だけ食べてくれた。







………………………






髪の毛がつめたいな
と思ったとき
もう悲しさは満ちていて
吃水の浅い船が
曇り空を過ぎていくのを
その人はしばらく見上げていた


どこからきた悲しさだろう?
知らない星の
知らなさから零れた光が
悲しさになって
世界を裏側から支えていたの?