足を引き摺りながら仕事に行ったら出先で頭が痛くなってしまって
困り果てましたが、たまたまあった古い薬局で頭痛薬を買い、お水
を貰ってその場で飲んで事なきを得ました。
一緒に出かけた同僚に、「ごめんね。もうなおった。」と言ったら
「あの薬剤師さんはフラメンコを踊る人でしたね。舞台化粧をしていたし
白衣の下は真っ赤なフリルのついたドレスでしたよ。」と教えられました。
それどころではなくて全然気づきませんでしたが、助かりました。


帰りは夕日を見ながら夕日の方角に帰ってきたので
電車の窓がいつまでもオレンジ色でした。 
薬剤師さんは白衣を脱ぎ捨てて、どこかで足を踏み鳴らして踊るのかしら?



ぼんやりと頭痛が残っています。
忘れる ということは失われた記憶に仕えることで
不眠とは中断すること 記憶をより深い場所に送ること を怖れる なにか
どれ程深く眠っても失われない と思った瞬間に眠りにおちている気がします。


毎日、よほど遠くに旅をしていて 現実のほうが少し朧げかもしれない。
困ったことです。