休日




天気がいいのでスニーカーを洗って
鍋などを磨いたりしました。
指が緑青にそまって まぶしくて
それからあまりすることがなくて



日知り 月読み
知ること 読むことが
力であった頃から
とてもとても遠い
はるか彼方



(というのは本当?)




ことばと同時に認識がある ようなもの
限られた場所でしか見ることができないけれど
それはどこか親しい 生まれる前に
手を繋いだことがあるような感覚があります
内容に ではなくて それが内容ではないことに
遅れてさらに驚くような



そういう言葉を読んだり書いたりできたら
いい というのではなくて
ただ出会うとそうだとわかる
慣れてもいないし 確信ともちがう
指し示す位置とも広がりとも無縁で
手前でも先でもないそこ
そして それには
それほどいらない 語彙



そういう言葉でしか言葉は
生きられないのかな と思うことがあります