自然のリズムを聴き分ける耳と
声帯を震わせて高低差のある音を出す喉を持っていて


その音が声になってその他の音と別れた時が
はじまりなのかな。





わたしの声でことばを覚えたこどもがふたり いるという
ことを 不思議に思います。




たまたまそばにいただけで、教えたわけではないけれど。




それでもとても話しかけられたそうな、話したそうな
目の色をする時期がありました。ふたりとも。
わたしから 周囲から 声とそれの示すかたちを引き出しては
自分のものにしようとしていた。自分から、自分だけで。