つぶやき的3

  • ベンガル湾に浮かぶインド領アンダマン諸島で、先住民が話していた二つの言語の最後の話者が相次いで亡くなり、両言語が絶滅した。(中略)2人は話し友達で、ともに2004年のインド洋津波で被災した。昨年11月にボロさんが亡くなると、ボアさんの衰えが目立つようになり、先月26日に死去したという。(2月のasahi.com より)
  • 言語はどの段階で絶滅したことになるのだろう? 最後の話者が亡くなったとき? それだとことばはひとに所属(?)していたことになってしまう。それとも話者がただ一人になってしまったとき?記事はそこを避けているように見える。
  • ひと=話者である ことの不思議。波のよう。
  • 建屋の地下に十数万トンの汚染水 「一本の木の地下には数万トンの地下水がある」と言ったのはだれだったかしら? そのことばの幸福について考えてみる。いえ幸福なのはことばではないかもしれない ことば自体は あるいは。
  • こういう場所でこんな風に日記を書いていて、たまに思うのは、これらを情報として読むと、全く困ったかんじの人間(母親)がひとりいるという事実があり、それが全くもって正しいということ。
  • 古いビルとビルの隙間を歩く夢を見た。室外機を除けながら 高い場所にある小さな突き出し窓の下を。空は見ていなかった。先に見える通りが影絵のようだった。
  • 息ができないと、さみしさにまで救われてしまう。それでも現在形を超えて、風は遠く見晴らし台まで吹きすぎるべきだと思う。
  • 昨夜は映画を見ました。監督は学生時代のとても古い友人です。見えないほどの遠くを見ることの今にも反転しそうな細い一本の線。