飲むために汲んだ水3
不安というものが
あるとするなら
おしまいによって制御されていたものたちが
無限の意味を主張して 揺れています
私は私の不可能性から片手を離してしまったので
もうどこにも行きません いけません
ふりかかる厄介から可能性を守って
このままやっていけるものだろうか
硝子のコップの水が
不思議な色に変わり
揺らめきだします
でもそれがなんでしょう?
可能性の中心に
人を住まわせてしまったのなら
怖いのなんて当たり前です
これは飲むために汲んだ水
今となっては
落としたり振り払ったりした多くのものたちに
これは私のみじめさ私の終わりに免じて
赦してもらうほかない とおもっていたことに
本当のいみでの後悔があったのか は
疑わざるを得ません
別の意味を帯び始めた積み木を
ひとつ積んだところです