魔術師



以前貰った大量の豆(ピスタチオと空豆)は職場に持って行き、あっという間になくなりました。


残業時には大量の殻がゴミになり、床に欠片が落ちて掃除をする人に申し訳なく、さりとてあげられるのは豆しかなくて、結果フロアに出入りする人すべてが豆に(というより豆を剥くことに)取り憑かれたようになりました。


豆への熱狂が終わった後も、コーヒーサーバーの隣を覗いて「もう豆ないの?」と尋ねる人が後を絶ちません。


変則的な師走の夜をなんとか乗り切れたのは豆と編みかけの毛糸と
読みかけの本があったから。







今朝、帽子は編み上がり、本は読み終わってしまいました。