手で触れるもの


ある器を扱う方(目利きと呼ばれるのは苦手だそうです)がある方の器を
「なんでもないものの美しさ」 と言っているのを読みました。
「『なんでもない』ものとはいったいどんなものなのでしょう。しかし
この言葉には、尊さを感じます。」と。


日々の中で過不足なくただ静かな器を思い浮かべました。
自分の美しさを知らないような器
欠けていなくて。


欠けていなくて と打つとあこがれの何割かを占めるさみしさが
手元にとどまる様な気がするのはどうしてだろうね。


と 犬にいってみます。
犬は眠りたいようでした。