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娘の年齢だけ住んでいるこのまちも
ほとんど知りません



通過される街になって通過するものになっていると
おおくのものに囲まれていても
ひとと世界とを結んでいるのはほんの僅かなもののような
気がしてきます



大切な鳥を預かっておきながら死なせてしまったような
そんな気持ちに傾いています