ある言葉に


                          
撃たれたり、共振してしまうときというのは
ことば自体に出会っているときで
そのことばがその人である というのはその後に思うこと
というのが もしかしたら正しい読み方ではないかしら?



(人 というのは人格とかではなくて)



た」 でおわるものが
る」 でおわるものに
ひとつ ひとつ 打ち寄せているような
(ときどき追い越しているような)
そのふたつのあいだに 世界を立たせているような
静かに急を要するような



私はことばに会うよりはやく みとれてしまったので
冷静なことばの読み手にはとてもなれない気がしました



(人 というのもことばだとしても)



信じられないのは自分のことば(の仕方)だけ
反射屈折回折散乱 を検索したら 虹の本が出ました
映したいのは そうではなくて もう少し確かめられるもの