波はゆらめく4



Mehldau の美しさはときどき 「こんなやり方しかなかったのか?」という
ような無残な感じと 表裏一体な気がします。
元歌を 解体して 展開して 頂点で崩れ落ちたあと 静かに暮れる。
圧倒的な上手さで弾ききってしまう
われてくだけてさけてちるかも


ピアノソロは滅多に聴かない筈だったのに、この夏はそればかり。片耳のせい?
どうしてこんなに音ばかり聴いてしまうのか、そこに不幸があるような気もします。


できることなら風が吹くとさざなみの立つ 小さなみずたまりのようなものであり
たい。