つぶやき的2

  • It takes all the running you can do, to keep in the same place.「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」 赤の女王「鏡の国のアリス
  • 不思議の国のアリス」をはじめて本で読んだのはローティーンの時期を過ぎてしまっていた。言語道断な世界を、持っている世間知やことばや怒りを総動員して 自分を硬く守ってくぐりぬけていく すこし捨て鉢な感じをわかってしまうこの数学者(大人!)はなんだか嫌だと思った。
  • 娘はこの本はあまり好きではないという。「だってアリスが真面目すぎるんだもの」「夢オチだし」
  • 少女期は「少女」に抵抗する。この時期はおそらくとても短い。嫌でも鑑賞されてしまうということは皆知っていて回避の手段を探している。
  • 同じ頃、周りの大人のことが手にとるようにわかるような気がした一時期があった。森に隠された木の一本一本も
  • 「------ロマンチックは遅れすぎていたので着いた時にはすべてがもうバラバラだった。(中略)できることは、残ったかけらから音楽を作ること、その壊れ方をうたうこと、である。ロマンティシズムは、壊れた物への郷愁を仄めかしている-------その主体が恋をするのは、いかにすべてが狂ってしまったかにである。」    Brad Mehldau
  • 雨だというのに一羽の鳥の声が遠くなったり近くなったり一晩中移動していく。時鳥?鳥もあやめも知れぬことばかりなのかしら?