混んだ車内のどこかで こどもが声をあげて泣いていて乗り合わせた人がそれを聞いています みんな手元に目を落として ねえこども 泣いている足元だけのこして世界は崩れるねでも すべてが遠のいたあとに睫や蝶の脚くらい軽いものが 頬に触れてすこしだけ欠け…
その風を主語としたのでいまここと告げる声だけ落ちてくる庭
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