2012-05-10から1日間の記事一覧

半径

都市を迷う月の軌道を暗記する 光よりすこしずれている道 夜の敷布を踏んでいたのが4時半で夜は裏返せないまま明るむ 透明になっていく窓いるだけでもうなにひとついらないのです 仮名のようにおされた鳥の足跡が海に向かって途切れる砂地 夢の中の翳が抜け…