カイは、形でひとつのことばをかきあらわそうとおもって、のこらずの氷の板をならべて みましたが、自分があらわしたいとおもうことば、すなわち、「永遠(えいえん)」と いうことばを、どうしてもつくりだすことはできませんでした。 Hans Christian Ander…
眠りより白い薄日 ひとすじの光の中にうずくまる 黙 歩くたび狭まる街の綴じ紐をほどけば風 のち野のひろがりて きた道のどこかで空と和解して雨音にいま守られる人
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