仕事で近くまで行ったので、閉館寸前にモランディを見てきました。
『終わりなき変奏』







光の粒子があと数粒加わったら、絵の中に置かれた静物たちが一ミリずれたら
この完成はまた違う完成へとゆっくりと移りゆくでしょう。
前景も背景も、空気の立体感も。




20代の頃、鎌倉で見て以来です。(人の少なかったその美術館も1月に閉館になりました。)

私はずいぶん変わったのかもしれないと思いました。



「わたしたちが実際に見ているもの以上に、もっと抽象的でもっと非現実的なものは何もない、
とわたしは信じています。」(ジョルジョ・モランディの手紙)