昨日は長靴を履いて仕事に行って、ロッカーの前に揃えたまま忘れてきました。
眠っていたのかも。今気がつきました。




暑さに弱り、湿度に弱る虫のような気分です。
あと二週間も過ぎればこざっぱりとした秋になり
日向に小さな虫の死骸が散らばっている
そんなあたりまえをかなしさ と呼んでいいのかな。




昔、住んでいた場所を出るとき
この街と関係ない場所で死のう と思いました。
別れとは、そういうものだと思っていました。若かったから。
ただ、遠い思い出ですんだものを、特別な街にしてしまったかも
知れないと思います。いつも、そこではないここ を生きなければ
ならなかったので。
そんなことを思い出しました。





廊下に立つ楽器たち