箱に入った桃を、ひとり一日一個のノルマで食べ続け、
毎朝桃でお腹を一杯にしています。
江國香織みたいに、私の身体は良いもので出来ている と
自己愛全開で言ってみたい気もするけれど、
果物を与えられて育った、フルーツポークとかいう豚が
頭をよぎるのも事実。



自己愛を表明することは、分かりやすい、御しやすいと
思われることを意に介さない ということかも知れません。
若いときには 特に。




20代前半の頃、音楽を通して出会った大人たちは、
男も女も胡散臭い詐欺師にしか見えなくて、
彼らに認めてもらうより、一緒にこれから大人に
なっていく人の方がはるかに重要でした。
今にして思えば、今の私より若かった彼らは
とても大人だった 気がします。なにより
きちんと胡散臭かったから。



桃にモッツァレラチーズ、塩胡椒、ワインビネガー、
オリーブオイルというのも、今年は試してみました。
自己愛の甘みに動物性のこくと酸味と香辛料 。
大人の味かな。(こどもは食べませんでした。)






                            
水に変わる甘さを夢と呼ぶために大人になったそののちのこと