ようやく夜に明け渡される













この階段の最後の一段にこの前は躓いた。どうして躓いたのだろう気をつけよう
と思いながら、吸い寄せられるようにまたそこで躓いてしまう ということをするのが私です。
どういうことなの? 



古い友人に会った帰り道でした。
5人仲間がいて、そのうち3人がもう亡くなっているのは死亡率が高すぎる という
話になって、それから集合の話になりました。人はいろいろな集合に入っている という話。
長生きしてくれと言われたので、大丈夫、未亡人という集合は長生きするらしいから
と言って別れました。1週間いて帰るそうです。地球の裏側に。
あなたこそ長く生きてあの人たちとの時間の欠片を覚えていてくれないと困る。
いいひとだった の集合に入れられてしまうから。肉親でも。
多くの人が覚えている集合の交叉の部分が生き残る真実でも、個人が持っていくのは別の部分
だと思います。




転び方はとても上達しました。(右足をひねっただけで、擦りむいたりしませんでした。)
靴のせいでも道のせいでもなく(起き上がってまず階段の勾配を調べました)
自分のせいだとわかりました。