Hypnerotomachia Poliphili



紙の本 と解かれてしまった(かもしれない)謎 について


ヒュプネロトマキア・ポリフィリ - Wikipedia


「ポリュフィロ狂恋夢」とも訳される、1499年に出版された作者名のない本。
主人公のポリフィリが恋人を求めて夢の中をさまよう恋愛譚だそうですが、その書物の全体が、
幻想建築の叙述と言ってよく、はじめて挿絵の入った建築書 とも言えるものだそうです。
(幻想建築小史 笠覚暁)


Wikipediaには「各章の最初にある、複雑に装飾された文字は折句になっていて、
通して読むとイタリア語の「POLIAM FRATER FRANCISCVS COLVMNA PERAMAVIT
(修道士フランチェスコ・コロンナは心からポーリアを愛する)」
と読むことができ、そこから修道士のフランチェスコ・コロンナが作者だと解釈されている
 とあります。
これは、1511年に一人の読者が折句であることを発見し、修道士の出自とともに持っていた
本に書きこんで、その本が現在まで伝わっているとのこと。