雲とねじ花




連綿とつらなるものを浮かべなさい。(但し、さみしさと羊を除く、)



立ち去らずふえていくのは薄い翳と しなくてももう許されること



雲間には青く涙のぬけ落ちたねじ 「このままで通れるでしょうか。」







罪がひとりのもちものなら





夜。


眠らないカナリアのような月なのでそっと覆いをかけようとした