合唱


娘の通う中学校には、部活動のほかに有志の合唱団というものがあ
って、伴奏がしたくて入団したけれど、今や歌う方が好きになって
いるらしい娘はアルトのパートをしています。


今まで一度も聴いたことはなかったのですが、聴きに来てほしい
というので、昨日はコンクールの県予選に行ってきました。


変声期の中学生の声は、不安定で少し幼くて、それだけに合うと
ちょっと背中がぞくっとするような感じがしました。


課題曲を26回も聴いたので、もう私まで歌えます。
そして、自由曲の詞は谷川俊太郎率がとても高い。
(娘の学校もそうです)


知っている近所の子の顔がいくつか見えました。
男の子たちはズボンを定位置にひっぱり上げ、
女の子たちは折り曲げて短くしていたスカートを一段戻して
(娘など 一体どうしたのかと思うほどきっちり髪の毛を結んで)
歌う。少しあやうい不安定な声で

あやつられていることをしっているから
きみはそんなにふざけるのだ
                         「あやつり人形劇場」谷川俊太郎

彼らは明日、本選に出るようです。