瞬きのたびに光をとりこんで春の迷路を作ってしまう
テーブルのはずれは深い谷でした落とした音符が小さく見える
夢もみず寝たのでこれを賞します春一番の嵐のあとに
いままでに習っていない感情がひたすら三月の電線を揺らす
わずかずつ私を手放していくことがいつしか嘘になる水の夕
ビル街の風聴く耳にN極のほうから小さな流氷が届く
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